JAZZCAT-RECORD メールマガジン 2024年8月号



 


*粟村 政昭氏の著書「ジャズ・レコード・ブック」を読む。 連載
生前、ジャズ評論家の油井正一氏が、粟村政昭氏の「ジャズ・レコード・ブック」を世界最高の"ジャズ・レコードのガイド・ブック"として絶賛していた。ジャズ全般に渡るレコード・ガイド・ブックは例がない。1968年2月25日 第1刷発行、数年を経て2版〜3版と増補版が発売された。近年、多くのジャズ・ファンから再版の要請があり、一部の評論家やファンが尽力したが、再販は出来なかった状況があった。粟村氏が筆を起こしたのが1965年、58年の時を経て多くのファンの渇を癒すべく、ネットに依る復刻を思い至った。多くのジャズ・ファンや新たなジャズ・ファンの方々に、熟読玩味して頂けたらと思う。この著書は、雑誌「スイング・ジャーナル」1965年2月〜1967年8月まで連載された"ベスト・プレイャーズ / ベスト・レコード"に端を発し新たな人選の下、全面大改訂をほどこした書籍である。

今回「ジャズ・レコード・ブック」の前身の企画である、雑誌「スイング・ジャーナル」に、1965年2月〜1967年8月まで連載された、"ベスト・プレイャーズ / ベスト・レコード"に掲載された153名のアルバム紹介をまず読んで頂き、「ジャズ・レコード・ブック」に取り掛かることにしたいと思う。


     ********************


「 ベスト・プレイャーズ / ベスト・レコード 」

                        粟 村 政 昭

"ベスト・プレイャーズ / ベスト・レコード"は、雑誌「スイング・ジャーナル」1965年2月〜1967年8月まで連載された。最初の一年は編集部の人選であったが、1966年3月から粟村氏の人選に依る153名のレコード・ガイドである。

「某々のレコードは何を買うべきか」といった類の文章には年中お目にかかる様な気がするが、実際にレコードを購入するに当たって頼りになる内容のものは意外と少ない。その理由の第一は、撰択が甘くて最高点クラスのレコードと称するものがやたらと沢山並べられている場合が多いからだ。近頃の我国レコード市場は可成り乱戦気味だから、上手く立ち廻れば外国盤国内盤共に相当安い値段で購入することは出来る。しかし、千円、2千円の支出は我々の生活水準からみて、余程の金持ちでもない限り痛い事には変わりがない。そんな時に、これも良、あれも結構という大様な推薦のされ方をすると、全く腹が立つ。それに執筆者の中には妙にイキがって、ゲテ物レコードや道楽的な吹き込みを挙げる人もいるが、実際に身銭を切ってレコードを買うコレクターにとってこういう人々は明らかに敵である。そんな訳で、この稿を書くに当たってぼくは、推薦レコードは真に良いもの乃至は話題になったもののみにとどめ、出来るだけ少ない数のレコードを選出しておくことに決めた。勿論この他にも傑作佳作といわれるLPは沢山あるから、ファンの方はこの稿を一つの参考として、後は自分の好みに応じてコレクションの幅を拡げていかれるといいと思う。



第四回 「ベスト・プレヤーズ / ベスト・レコード」


<カーティス・フラー>
J Jジョンソンの後に現れた久方振りの有望新人として、一頃カーティス・フラーの名声は大いに高かった。その後数年が過ぎ去って、今ではフラーは、ジャズ・ファンを失望させる事もなく、予想外に歓喜させる事もなしに中堅トロンボーニストとしての地位を確保したかの感が深い。彼の代表作と言われても難しいが、比較的初期のものでは日米共に廃盤になった、ベニー・ゴルソンの「Groovin」を、最近のものではジャズ・メッセンジャーズの一員として吹き込んだ「3 Blind miec」(UA)あたりを挙げておこう。


<エロール・ガーナー>
これこそOne & Onlyの「Behind the Beat」スタイル一本で弾きまくっているエロール・ガーナーも、時に悪評を受ける事はあっても、ジャズ史上の巨人の一人である事は、疑いのない所だ。彼の代表作は有名な「Concert by the Sea」だが、これは「エロール・ガーナーの真髄」(コロンビア PMS 67〜68)の中の一枚として入手することが出来る。彼のレコードも随分数が多いが、その他は似たり寄ったりの出来栄えで、初期の代表作としては「Giants of Piano」の片面を挙げておこう(今一面はアート・テイタム)


<デイジー・ガレスピー>
ガレスピー程の偉大なミュージシャンにどうしてこんなにも秀でた作品が少ないのか、と言う嘆きは総てのガレスピー・ファンに共通ののであろう。思うにレコード会社、就中彼が長期にわたって籍を置いていたグランツ・ヴァーブの録音に対する頭抜けた無神経さ、これにガレスピー自身の過剰とも思える融通性が加わって、毒にも薬にもならぬ凡作の乱造と言う結果を招いたものに違いない。もっともバップの衰退期にはガレスピー自身のレコード会社にさえ道化精神横溢の駄作が吹き込まれているから、グランツ一人を悪者に仕立てて事足れりと、澄ましている訳にもいかぬかも知れない。ガレスピー全LPのなかで、ぼくが自信をもって推薦できる作品は、先ず「Groovin High」(savoy 12020)である。初期のモダン・ジャズを語る場合に絶対に欠かす事の出来ないガレスピー、パーカーの歴史的な名演「Hot House」 「Salt Penuts」 「Groovin High」といった伝説的な録音に加えて、46年に吹き込まれたデイジーの率いていたこのフルバンドは、恐らくジャズ史上最もワイルドで最もエキサイティングなオーケストラであったと僕は思うが、ジョン・ルイス、レイ・ブラウン、ミルト・ジャクソンと言った後年の大スターたちも、この頃はこの狂暴極まりないフルバンドの一細胞でしかなかった。
47年になるとバンドは、次第に洗練の度を加え、粗暴さの魅力はやや影を潜めたが、楽団自体としては最も完成された時期に入った。この頃の演奏は「Greatest」(Victor LPM−2398)の中に収録されている。デイジーがアフロ・キューバン・リズムを採り上げ出したのもこの頃である。「BIG BAND」(GNP-23)はやはりこのバンドに依るコンサートの模様を記録した48年8月の演奏である。僕の考えでは真に蒐集の価値あるガレスピーのLPは上記の三枚に尽きるものと思う。しかし佳作として高く評価したいレコードは勿論他にも何枚かある。その中ではバードとの久しぶりの顔合わせを実現させた「BIRD & DIZ」(VERVE 8006)、ステットと組んだ「MODERN JAZZ SEXTET」のソロが素晴らしい。臨時編成のフルバンド物では「ガレスピアナ」、「PERCEPTIONS」あたりが堂々たる出来。56年に中近東楽旅を行った時のフルバンドに依る演奏は準備不足と録音技術の拙劣さの為に一枚としてA級のものがなく残念、「ELECTRIFYING」や「AT CARNEGIE]といった新しい実録物は演奏自体はかなり立派でも相も変らぬ十八盤曲の羅列でうんざりしてしまうのが欠点だ。


<ベニー・ゴルソン>
一頃の人気はどこへやら、昨今ゴルソンは幾つかの名曲の作者としてはとも角、演奏者、編曲者として時代の注目を集めるという機会は殆んどなくなってしまった。「Brass Shout」に代表される彼のアレンジは、耳に快く、音楽的にも豊富な内容をもっていた。彼のアレンジは、耳に快く、音楽的にも豊富な内容を持っていた。彼のソロも一頃大いに我々を湧かせたが、静かにスタートして次第に熱狂的なクライマックスに達するという手法があまりに、画一的であり、これ又ファンの支持を失うのが早かった。彼の作品の中では「FREE」が好評だったが、僕の好きなゴルソンのレコードは、もっと初期の「MODERN ART」、「GROOVIN'」あたりである。



<ベニー・グリーン>
ベニー・グリーンは秀でたトロンボニストである。彼のコンセプションは、今日ではモダン派中可成り右翼に属するものと思われるし「JO JONES SPECIAL」のように中間派のミュージシャンと共演して見事な効果を挙げた作品さえある。しかし僕はあらゆるモダン・トロンボニストの中でこのグリーンが一番好きだし、気分満点に吹く流麗なソロ・フレーズ、常にスイングとユーモアを忘れないそのプレイを最も高く買う者の一人である。ただ全く遺憾なことに、彼はこれと言って推薦出来るだけの自分自身の代表的なLPがない。レコードの数は多いのだが、どういうものか泥臭い中途半端な作品ばかりが目につく。これは共演するミュージシャンの質と、そういう組み合わせを選んだ彼自身並びにA&Rマンの責任であろう。その証拠に、ジョン・ハモンドの監修になる上記ヴァンガードのセッションや J&Kと共演した「4 Trombones Vol.1」(Fantasy)、少し長過ぎる嫌いはあるが「Jazz Studio1」(Decca)など、共演者に人を得た場合の彼は、素晴らしいプレイを聴かせてくれているではないか。僕の一番好きなグリーンのプレイは、彼が初めて名を挙げたチャーリー・ヴェンチュラ・セプテットの全盛時代のコンサート録音「C.Ventura Concert」(Decca)である。もちろんここでのグリーンはサイドメンの一人に過ぎないし、御大ヴェンチュラの他にコンテ・カンドリやブーツ・ムッスリもソロをとるから出番は少ないが、彼をフィニチュアした「Pennies Fron Heaven」など短いながらも思わず微笑を誘われるような小粋な出来である。このレコードは、一昔前には随分電波にも乗り、古いファンなら大抵一度は耳にした人気盤であった。


<ロイ・エルドリッジ>
ロイ・エルドリッチはルイ・アームストロングとデイジー・ガレスピーを結んだジャズ・トランペットの主流派線上の中間にたつ巨人の一人である。昨年エラ・フィっジェラルドの伴奏コンボに加わって来日した折の彼は、往年の生気の片鱗すらなくすっかり老い込んだ形で我々を失望させたが、かってJATPの日本公演に参加した際は、当時すでに「衰えたり」と言われつつも、なお同行のチャーリィ・シェイヴァースに充分対抗し得る力量を示してくれたものだった。ぼくの個人的な趣味から言えば、彼の持つ鋭い乾いた音色や。「嵌め込み細工」と言う表現がぴったり来る独自のフレーズの作り方をあまり好まないが、だからと言って、彼の偉大さやジャズ史に残した功績の数々を否定する気持ちは毛頭ない。ロイがリーダーと成って吹き込んだLPの内では、いずれも廃盤になったが、ヴァーブの「DALE"SWAIL」と「LITTLE JAZZ」がかってDB誌上で五ッ星をとった名盤であった。しかしその頃のロイのプレイはどちらかと言えば往時の張りを失いつつあった感が深く、ピーターソン・トリオの達者なバックを得てヴェテラン尚健在なりを示しているといった種類の演奏であった。べニー・カーターと共演したこれも五ッ星の「URBANE JAZZ」あたりも同じ傾向のレコードである。彼が人種偏見に悩まされっつ若さにまかせて吹きまくっていたジーン・クルーパ在団時代の演奏で、これは「DRUMMIN'MAN](COLUMBIA C2L-29)の中に収められているが、「ROCKIN' CHAIR」,「AFTER YOU'VE GONE」と言った人気ナンバーが含まれている。チュー・べりーの傑作「SITTIN' IN」(MAIN 56038) の片面にもロイの快演が収録されている。彼自身にのバンド」に依る演奏も「jazz odyssey vil,2」の中に含まれているが、わずか三曲だけなので推薦するのが一寸辛い。もっと以前のものでは「フレッチャー・ヘンダーソン物語」の8面に於けるプレイが素晴らしい。ジーン・クルーパ名義の下にBGやチュー・ベリーが参加した36年吹込みのRCAの四曲も傑作だったが、過ってキャムデン盤で出たままいつの間にか消えてしまった。


<デューク・エリントン>
デューク・エリントンの偉大さ並びに代表的なレコードについて詳述した論文はこれまでにも随分発表されているので、ここでは推薦価する名盤を簡単に列挙しておくことにとどめたい。比較的初期のものでは「黒と茶の幻想」(Coral),「黄金時代第ー集」(COLUMBIA)、「30年代のエリントン」(victor)がどうしても座右に置かねばならない名演揃いで、所謂エリントン・ムード横溢の傑作集である。40年にRCAに移籍してからの2年間に、デュークは彼の生涯の中で最も充実していた時期を迎えるわけだが、「JACK THE BEAR」、「DO NOTHIN'」、「WARM VALLEY]、といったジャズ史を飾る金字塔は今もな燦然として輝いている。「VEREY BEST」(Vic.LPM-1715)「IN A MELLOTONE」(VIC LPM 1364)がそれらを収めた貴重なアルバムである。それより後、ルイ・ベルソンが加わるまでの間に発表された諸作の内で重要なものは「LIBERIAN SUITE」、「MOOD ELLINGTON」、「MASTERPIECES」は、ルイ・ベルソンの入った「UP TOWN」と共に「エリントンの真髄」として発売されている。それ以後のエリントンはスランプの時期を迎える事になる。理由は二つ、一つはレコード会社の企画の貧困性であり、今一つは、デュークのバンドと切っても切れない関係にあった個性豊かなサイドメンの退団である。その証拠にホッジス、ブラウン、クーティ、が復帰し、リプリーズに移っって企画が一新すると「モダン・ジュークボックス」の如き楽しく素晴らしい傑作が誕生したではありませんんか。サイドメン達の名義を冠して吹き込んだ往時の小編成物の中では「DUKE's MEN」が評判」高かったが、市販の「スイング時代の黒人ジャズ」も優れた出来栄えである。終わりに一言、僕は昔からデュークの熱烈なファンである事に於いては人後に落ちないつもりだが、エリントン自身のピアノのが面白いものだとはどうしても思えない。だから「マネー・ジャングル」や「エリントンとコルトレーン」を傑作盤にすることはかんべんして頂きたいと思う。


< ビル・エバンス >
レコードに聴くビル・エヴァンスは非常に平均点の高いピアニストである。その意味でも彼はマイルスやミンガスに比肩し得る人だとおもう。人はビル・エバンスのスローを賞賛する。確かにビルの弾くスロー物は「一度解きほぐした糸を再び紡ぎあわせた」と形容されるにふさわしい繊細で微妙な変化に彩られた音の世界を我々に提供してく入れる。しかし僕は彼のクイックテンポに乗ったプレイの方がより好きである。速いテンポに於けるビル・エバンスは実によくスイングする。だがそれは他のピアニスト達の演ずる所謂スイングとはまるで異なった感覚に貫かれたものなのだ。スローにおけるビルの世界が、そのまま早いテンポに置き換えられ多様に、一音一音が独自のナイーブな輝きを伴って空間にはね返って行くのだ。その意味ではスローが一曲もない「マイ・ハート・シングス」を高く評価している。今や伝説的となった故スコット・ラファロと組んだトリオものでは「PORTRAITNIN JAZZ」と「EXPLORATION」が衆目の一致して認める傑作。ヴィレッジ・ヴァンガードにおける2枚のアルバムは世評高いものだが。これはむしろ夭折した天才スコット・ラファロの素晴らしいベース・ソロを聴くべきレコードでエバンス自身の個性はや稀薄である。その他の異色作としては、ジム・ホールと組んだ「暗流」(U.A)が良い。この中の「VALENTINE]はビルとしても最高の一作であろう。


< ギル・エバンス >
独特のカラーを持った偉大なる編曲者ギル・エバンスは今やジャズ・シーンに不動の地位を打ち立てたかに思われる。固定したバンドも持たず、楽器奏者としても抜群ではない一アレンジャーが、これほど高い評価を受けたという事実はジャズ史上にも他に例を見ないのではなかろうか。勿論こうしたギルの名声は一朝一夕にして得られたものでは更にない。クロード・ソーンヒル楽団の専任アレンジャーとしての時代から、マイルスの歴史的な「クールの誕生」のセッションに参加し、長い雌伏時代を経て「MILES AHEAD」での成功を克ちとるまで、彼の辿った道はコマーシャリズムに遂に毒されることのなかった信念ある芸術家としての苦難の道であった。彼の代表作としては、マイルスと組んだ「マイルス・アヘッド」も勿論良いが、彼が一時期実際に率いたバンドに依る「OUT OF THE COOL」と異色作「INTO THE HOT」を組にした「ギル・エバンスの全貌」を僕はあげたいと思う。「スペインのスケッチ」におけるマイルスのマイルスの良さというのは僕にはまだ良く解らない。
むしろPRESTIGEの「モダン・アレンジの究明」やPACIFICの「AMERICA's NO.1 ARRANGER」が素晴らしい。


< クリス・コナー >
一流のシンガーというものは全く辛いものだ。ビリーホリデイの様に天衣無縫にワン・アンド・オンリーの唱法で一生を歌い抜いた人は別として、誰しも直ぐ「マンネリズム」と言う意地の悪い壁に突き当たってしまうし、それを破ろうと努めると、今度は「昔の方が、、、、」という甚だ冷酷な、非難を受ける破目に陥る。先年来日した折のクリス・コナーの唄も、唄自体はそれこそジャズ唱法の一つのお手本を聴くような見事なものだったが、「昔のクリスは.......」という甚だ冷酷な、非難を受ける破目に陥る。先年ら来日した折のクリス・コナーの唄も、唄自体それこそジャズ唱法の一つのお手本を聴く様見事なものだったが、「昔のクリスは,,,,,,」という懐旧の歎詞を避ける事はやはり出来なかった。だが逆に言うならば、事程左様に昔のコナーの初々しい素直な唱法の持っていた魅力というものは、大きかったのである。来日直前に彼女が吹き込んだ「フリー・スピリッツ」というLPも黒人節を消化せんとした彼女の意欲作で、DB誌でも四ッ星半の好評を得ていたが、クリスの歌う労働歌なんて糞くらえ,,,,,,と言うのが大部分のクリス・ファンの気持ではなかっただろうか。クリス・コナーの最高のLPはと言われれば、僕はズバリ、わが国で編集された「ベスト・オブ・コナー」を挙げたい。これはベッレヘム時代に彼女が残した傑作を集めたもので、エリス・ラーキンスの伴奏によるものや、「THIS IS CHRIS」の中の名唱も大部分収録されている。ただ、依然にキングから発売されたレコードに比べると、エコー処理に依る嫌な効果が目立つので、この点がいただけない。ニ番手に上げたいのがベツレヘムに次ぐ「SONGS」(ATLANTIC),「GERSHWIN ALMAMAC OF SONG」(ATLANTIC)の両アトランティック盤で、いずれも瑞々しい成熟寸前の魅に溢れた快唱盤だ。「CHRIS CRAFT」(ATLANTIC)は、シンガーとして一つの頂点に立った頃の彼女の名作だが、超A級の「チャイナ・タウン」を除くと、前記のLP程の魅力ある選曲でない点に不満がある。




 次回につづく (参考文献 ?東亜音楽社)

=========================================================================================================================================


最近の新品レコードの価格は?

 
USAで流通しているレコードの新品価格を一部のせてみました。

  日本国内の3000円台の時代は終わってUSでも40ドル(6,000円)
 の時代です。輸入盤が8,000円台もしかたがないのでしょう。

 

 Bill Evans - Trio '64  $40.00
  Cannonball Adderley With Bill Evans - Know What I Mean?  $38.98
  Booker Ervin - The Freedom Book  $40.00

  Gerry Mulligan - Night Lights $38.98
  Dave Brubeck Quartet - Time Out
  Eric Dolphy - Out There  $40.00
  Eric Dolphy - At The Five Spot, Vol. 1
 John Coltrane and Johnny Hartman - John Coltrane & Johnny Hartman  $38.98
    

  
    

     

     
    
  John Coltrane - Soultrane  $40.00
  Kenny Burrell - Midnight Blue  $27.98
  Miles Davis - Bags Groove  $40.00
  Miles Davis - Someday My Prince Will Come
  Hank Mobley - Mobley's 2nd Message
  Thelonious Monk - Genius Of Modern Music  $ 85.98

  The Red Garland Quintet - All Mornin' Long  $ 40.00


================================================================== 

 
60年代以降活躍しているボーカリストを紹介します。
 たくさんのボーカリストがでています。この時代公式サイト、facebookなどで
 自身発信をしている人が多く時代はかわりました。


  Samara Joy サマラ・ジョイ

  
ニューヨークのブロンクス生れ、2019年サラ・ヴォーン・コンペティシヨンで
  優勝,21年にデビュー作「Samara Joy」をリリース22年ヴァーブと契約、
  今注目の正統派の女性ボーカリストである。
  CDとレコードも発売されている。


   発売CDの一部